パナソニック史上最高のハイパワー!コードレススティック掃除機最新モデルの実力を診断

【ヒット確実な新製品の「試してわかった」をレポート】

プロの目利きたちがいち早くハンズオン! ヒット確実な気になる製品の試してわかったことをすべて教えます。

 

高い吸引力で長く使えるパナソニック史上最強の掃除機

キャニスター型の掃除機と比べ、コードレススティック掃除機の課題となっていた吸引力と稼働時間。ここに目をつけたパナソニックが、新開発のモーターとバッテリー8本を搭載したパワフルな掃除機で勝負にでた。最大吸込仕事率は200W(強運転時)で運転時間は最長約65分間。同社のコードレススティック史上最高性能を持つ1台だ。

パナソニック
パワーコードレス MC-SBU820J
実勢価格:9万円

【SPEC】
寸法:W240×D218×H1175mm(スティック)
質量:2.5kg(スティック)
カラー:ホワイト
付属品:すき間用ノズル/ペタすき間ノズル/ふとん清潔ノズル/ロングホース/充電台
運転音:69dB〜約63dB(床用ノズル、延長管を接続した状態)
運転時間:自動:約18〜40分/強:約6分/ロング:約50分(ノズルブラシ回転オン時)
約65分(ノズルブラシ回転オフ時・付属ノズル・子ノズル使用時)
充電時間:約3時間

Front

Side

Attachment

Head

Upper side

最強の吸引力と細やかな工夫で、海外コードレスへ戦いを挑む

掃除機全体の総需要のなかでも、その手軽さから年々拡大していくコードレスクリーナー市場。2018年には全体の3割を越える見通しとされているが、吸引力を求めるユーザーからはいまだ海外メーカーへの支持が根強いことも否めない状態だ。

そんな中、この「パワーコードレス」は、業務用ロボットのモーターを一般家庭向けに改良したことで、キャニスター型掃除機と同レベルの高い吸引力を実現。また従来は6本だったリチウムイオン電池のセルを8本に増やしたことで、安定したハイパワーを供給し最長約65分もの運転時間を可能にした

実際に使ってみると、まずかけ心地が非常に快適だ。国内家電初となる新型素材の「セルロースファイバー樹脂」を本体に採用したことで軽さと強度を実現しており、持ちやすさを追求したハンドサポーターと、壁に立てかけられる「壁ピタゴム」、滑りのいいブラシ設計のおかげで余計な力が一切要らないのでどれだけかけても疲れない。

アタッチメントの使い勝手も良く、バッテリー持ちの心配がほぼいらないため隅々までストレスなく清掃できた。特に、壁に穴を空けずに済む自立式の充電台に本体とアタッチメントを収納できる点と、床材を問わず強力な吸引力をキープする点は海外メーカーの掃除機よりも高く評価できると思う。

「自動運転モード」では、ソファやベッドの下など、ゴミが溜まりがちな箇所にスティックを差し込んだ瞬間、ランプが赤くなり稼働音がいっきに強まる。吸引し終えた後は、再びランプが青に戻り動作音も弱まるため、満足感を得づらい掃除機がけという面倒な行為において、“脳内の報酬系”をうまく刺激してくれる面白い仕組みだと改めて感じた

唯一難点を挙げるとするならば、デザインが王道すぎて目新しさがない点だろう。従来のコードレスクリーナーの欠点をほとんど削いでいったスゴい製品にも関わらず、部屋の中で思わずウットリと見つめてしまう要素だけが無いのがもったいないと感じた。パナソニックが得意とする「日本らしさ」を上手く融合させたデザインの進化に今後とても期待している

性能と使いやすさのバランスを追求した設計


センサーはゴミが多い所では赤に、少ない所では青に点灯。自動運転時にはゴミの量を検知し吸引力を自動制御することで電力のムダを省く。本体は新軽量素材のセルロースファイバー樹脂を採用し、蜂の巣のような六角形型を繋ぎ合わせた構造で強度を保ちながらも軽量化を実現した。



重心が上部に設計されており、かけ心地がとにかく軽い。部屋中を清掃しても腕が疲れず壁にサッと立てかけられる「壁ピタゴム」は掃除の合間に便利。

踏むだけでノズルチェンジ。ブラシは日本の住宅事情を考慮

屈まなくとも「親ノズル」のペダルを踏めば小回りの効く「子ノズル」になる親子ノズル機能が便利。ブラシは壁ギリギリまで密着可能な「ガバとり」構造で、ブラシはゴミを中央に寄せて吸引するV字を採用。フローリングやじゅうたん、畳など一軒の中で様々な床が採用される日本の住宅構造に適応するよう様々な床で試験を重ねた。



用途に合わせて選ぶアタッチメントで部屋の隅々まで吸引

筆者イチオシが階段や狭い家具の下に最適な「ペタすき間ノズル」。角度調整ができ、密着性が高いので隙間をしっかり吸引可能。写真のようにハンディとしての使用はもちろん、延長管をつけて高い位置のゴミへもアプローチできる。

窓のサッシや小物周りは先端が尖った「すき間用ノズル」が便利だった。ふとんや布製品には、ホースをつけた「ふとん清潔ノズル」を使うが、裏側にある繊維のゴミを叩き出すための2本のローラーの質感がややチープ。本格的なふとんクリーナーというよりは、サブ的な役割の印象だ。

アタッチメントを全収納できる充電台と手入れの楽チンさが最強

収納と充電がセットなので使いたい時にバッテリー切れの心配がなく快適。また紛失しがちなアタッチメントもちゃんと活用するようになる。ただ充電台が安定してはいるものの、軸がやや前傾の形状なので子供やペットがぶつからないように注意したい。ダストボックスはゴミ捨てがワンタッチで丸々水洗い可能。くびれを持たせた形状でゴミが内部で圧縮される。



『デジモノステーション』2018年11月号より抜粋。

関連サイト

パワーコードレスMC-SBU820J