雑踏を軽快に駆けるための一足。アディダス『ピュアブースト ゴー』がストリートランニングの爽快感を加速させる!

今月テストしたギア

adidas
ピュアブースト ゴー
実勢価格:1万4040円

SPEC
サイズ:22.0cm〜32.0cm(メンズ・ユニセックス)
22.0cm〜28.0cm(ウイメンズ)

ストリートランニングのために誕生したブランニューモデル!

常に変化するストリートを走りの場として、コース・時間・目標を決めず、走りたい時に街を走り、新しい「発見」を得ることによって、ランナーに最高のリフレッシュ・リセットをもたらす。それが自由気ままなストリートランニング。そんな新たなシティランのスタイルに向けて開発されたのが、アディダスのピュアブースト ゴーだ。

ランニングというアクティビティが日本に根付いて久しい。かつては一時的なブームと捉えられ、「いつかこの流れは終わるのでは……」と囁かれていたものだが、今では流行を超越して、多くの人々のライフスタイルの一部となっている。

これは日本に限った話ではないが、このような成熟した状況では、「走る」という行為は多種多様に細分化されている。「記録のために走る」「走ったあとのご飯やビールが美味しいから」「健康を維持するため」「ダイエットのために走る」等々、個人の数だけ走る理由や楽しみかたの種類はあると言っても過言ではない。

そんななかで最近注目を集めているのがストリートランニングだ。ストリートランニングとは文字通り「街を走るランニングスタイル」。とある写真家の知り合いは「街は生き物だ!」と言っていたが、同じ場所を同じ時間に走ったとしても、街は前日とは全く違った表情を見せる。普段は通らない小路や商店街を走ってみれば、新たな発見があるだろう。

こんなストリートランニングにマッチするのは、どのようなシューズだろうか? そんな問いかけに対するアディダスからの回答が『ピュアブースト ゴー』だ。ピュアブーストのモデル名は、アディダスファンならずともランナーなら聞いたことがある人はいるかもしれない。

このシリーズはランニングからタウンユースまで幅広く履きこなすことができるプロダクトとして、初代モデルがデビューして以来、高い評価を得ることに成功してきた。

今回リリースされた『ピュアブースト ゴー』もこれまでのシューズと同様に高い機能性とスタイリッシュなデザインを高次元で融合しており、ランニングシーンとライフスタイルをシームレスに繋いでくれる1足となっている。アッパーには足を優しく包みつつ、シューズと足が一体化するような高いフィット感を確保したサーキュラーニットを使用。

アッパーには足を優しく包み込むようなフィット感を提供するサーキュラーニットを採用。走っているときはもちろん、カジュアルシーンでも快適な履き心地を提供する。

さらに前足部の内側には樹脂パーツを配している。これは急な方向転換やコーナーを鋭角に曲がるといった一般的なランニングでは想定していない動きに対応するため。そのようなムーブメントの際には、拇指球を強く押しこむような動きが行われるが、その際にこのパーツが力を逃さぬようにフィット性を高めてくれるのだ。

アッパー前足部に写真のような樹脂パーツを配することで、急な方向転換やコーナーを鋭角に曲がるというストリートランニング独自の動きの際のフィット感を高めている。

このシューズを履いて、あえて新宿の歌舞伎町の雑踏や、ベルリンマラソンのトレーニングのために、4泊で滞在したニュージーランド最大の都市オークランドの目抜き通りであるクイーンズストリートでも走ったが、対向してくる歩行者を避けたり、急なコーナリングが必要となったときなど、このスペックが効果的に機能しているのをハッキリと体感することができた。

さらにアウトソールの前足部を幅広としたワイドラバーアウトソールの設計も、通常のランニングシューズでは実現が困難なクイックな動きをサポートしてくれる。

そして忘れてはならないのが、アディダスのクッショニングテクノロジーの代名詞となったブーストフォームの存在。比類なき衝撃吸収性と反発性のコンビネーションは健在で、ストリートランニングを快適に楽しむのに大きく貢献する。

アディダスのクッショニングテクノロジーの代名詞であるブーストフォームをボリュームたっぷりに使用。比類なき衝撃吸収性能と反発性能を高次元で融合している。

筆者は年間数十足のランニングシューズを履いて、実際に走るということをここ10年ほど続けており、そのなかの数足が自分にとって本当の意味で走り心地のよいシューズだが、上記のようなスペックを1足に結集した『ピュアブースト ゴー』は、走っているときはもちろんのこと、走り終わったあとも履き替えたいと思わないところが特筆すべき点。

走っているときは快適でも、そうではないときは、もっとゆったりしたフィットのスニーカーやリカバリーサンダルに履き替えたいと思うものだが、このシューズは「ずっと履き続けたい!」と思うのだ。このあたりの特徴もストリートランニングにマッチする1足ということがいえるのかもしれない。

南井正弘(みないまさひろ):ランニングポータルサイト『Runners Pulse』編集長。某スポーツシューズブランドに勤務し、クイズ番組『カルトQ』のスニーカー部門チャンピオンにも輝いた実績を持つ。

『デジモノステーション』2018年11月号より抜粋。

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