快速スプリンター山縣亮太、絶好調の理由は足元にあり!『ナイキ ズーム スーパーフライ エリート』の驚愕テクノロジーとは

世界を舞台にしのぎを削るトップアスリートたち。ライバルより一歩でも前に出るため、最高のパフォーマンスを発揮するため、使う道具にも神経を張り巡らせる。その道具に隠された秘密と最先端のテクノロジーに迫る。

VOL.6

山縣亮太
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ナイキ ズーム スーパーフライ エリート


今年8月に開催されたジャカルタ・アジア大会。男子100mの決勝で、自己タイ記録となる10秒00をマークして、銅メダルを獲得。9月の全日本実業団選手権でも10秒01を記録した山縣亮太選手が愛用しているのはナイキのスパイクだ。

山縣亮太(やまがた・りょうた):1992年6月10日生まれ。広島県出身。Team SEIKO所属。2017年の全日本実業団選手権、2018年ジャカルタ・アジア大会の男子100mで、10秒00を記録。9月23日に開催された全日本実業団選手権で優勝、3連覇を達成。

世界レベルのスプリンターが愛用する硬さと軽さを両立したスパイク

軽量性に優れたエリートレベルのオールウェザートラック専用スプリンター用スパイク。蜘蛛の巣やサンゴのようにも見えるプレートは軽く、硬く、強い。スパイクピンは取り替え式。100m、200m、400mとハードルに対応する。

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ZOOM SUPERFRY ELITE
価格:2万1600円

8月26日に行われたジャカルタ・アジア大会、男子100m決勝。自己タイ記録となる10秒00で、見事銅メダルを獲得した山縣亮太選手。決勝では、2位のトシン・オグノデ選手と同タイムだったことで、着差判定のため1000分の1秒単位まで計測値が公開された。

オグノデ選手のタイムは9秒995、山縣選手のタイムは9秒997だった。公式記録が9秒99とされるためには、計測値で9秒981〜9秒990となる必要がある。ジャカルタ・アジア大会での場合、山縣選手は9秒台まで0秒007、距離にしてわずか7cmほど足りなかったということになる。この時の風速が追い風0.8m、計測値自体は9秒台であることからも、山縣選手が9秒台の公式記録を出すのはレース時のコンディション次第だと言えそうだ。

山縣選手は、その安定感が高く評価されている。初めて10秒00を記録したのは、2017年9月の全日本実業団選手権。今年6月の日本選手権決勝では大会タイ記録となる10秒05で優勝。9月の全日本選手権では10秒01をマークして、大会3連覇。10秒0台を記録したのは日本人最多の12度目となった。

2016年のリオデジャネイロ五輪の準決勝で記録した10秒05は、オリンピックにおける日本最高記録だ。常に安定して力を発揮し、大舞台にも強い。それが山縣選手に対する多くの人が持つイメージだろう。

山縣選手が現在着用しているスパイクは、『ナイキ ズーム スーパーフライ エリート』だ。一際目を引くのは、独創的な形状のスパイクプレートだろう。異なる大きさの穴が空いた蜘蛛の巣のようにも見えるデザインは、コンピューターによるものだという。

スプリンターの欲する爆発的なスピードをサポートするためには硬いプレートが必要だ。しかし硬さだけを追求すると重さが増す。いくら硬さがあっても、シューズ自体が重ければ、アスリートにとっては足枷になってしまう。

軽さと硬さの両立を目指すために、コンピューターが活用された。NSRL(NIKE SPORTS RESEARCH LAB)では、アスリートによるテストを繰り返してデータを測定。そのデータをもとに重さと硬さが最適となるプレートの形状を計算。3Dプリンターで試作品を作り、実験。確実に効果が高いと考えられるデザインとなるまで、そのサイクルを繰り返して生まれたのが、『ナイキ ズーム スーパーフライ エリート』のプレートなのだ。

山縣選手以外にも『ナイキ ズーム スーパーフライ エリート』を着用しているスプリンターは多い。ケンブリッジ飛鳥選手、ジャカルタ・アジア大会の男子200mで金メダルを獲得した小池祐貴選手。男子100mのアジア記録、9秒91の自己ベストを持つ蘇 炳添選手、女子100mで北京五輪、ロンドン五輪で金メダルを獲得したシェリー=アン・フレーザー=プライス選手らが着用している。

そんなスパイクとともに山縣選手がさらなる記録更新をする姿を楽しみに待ちたい。

テストとコンピュータでの計算を繰り返して生み出されたスパイクプレートのデザイン。軽量性と強さを高いレベルで両立している。
踵をしっかりとホールド。シューズと足の一体感が感じられる。
アッパーは軽く、足へのフィットも心地よい
最新モデルのスパイクピンは取り替え式が採用されている。

『デジモノステーション』2018年12月号より抜粋。

関連サイト

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  • photo野町修平(APT/シューズ)
  • photo松尾(アフロスポーツ/山縣亮太)