大阪に来たらこれは必食!東京から日帰りで「間借り」カレーを食べ歩いてみた【大阪カレー紀行2】

東京からの日帰り大阪カレーツアー

1.「カレー屋バンバン」

2.「カレー週イチ」

3.「谷口カレー」

伺う予定なのが、この3店舗。「谷口カレー」さんのみ取材アポが取れたため、15:00に向かう。とにかくその時間までに、「カレー週イチ」「カレー屋バンバン」さんに取材できるかが、今回の取材の成否を分ける。

魅惑のカレー屋さん巡り!絶対に全部食べたいぞ

START!!
7:30
東京駅を出発!

10:40
なんば駅に到着

10:50
「カレー屋バンバン」に到着

大阪に着いてまず向かったのは、「カレー屋バンバン」。いきなりの訪問に驚かれたが、突然の依頼にも関わらず取材を快諾してくださった。だがしかし! 取材は営業後がいいとのこと(当たり前)。出直します!

12:30
2店舗目「カレー週イチ」に到着

アクシデント発生!

次に向かうは「カレー週イチ」。でも、あれ? ネットで調べた場所に違う店舗が……。隣のお店に聞いたところ「ここは閉店されましたよ」とのこと。場所が移転したようで、そちらに向かうも店舗休日。無念なり……。

14:30
バンバンさんに再度突撃! 空腹はピークへ

【DATA】
Barに「間借り」

カレー屋バンバン
住所:〒542-0076
大阪府大阪市中央区難波4-5-8 南地ターミナルビル 2F
営業日:月~金曜日11:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日:土日祝日

どこから食べるか迷うほど豪華な具材!
複雑な味わいに感動するスパイスカレー


「カレープレート」(1100円)。カチュンバ、アチャールといったインドカレーならではの副菜がたっぷり。その中にあさり、卵(ビンダル)、チキンなどの見慣れた食材も。何より一口目からさまざまなスパイスの複雑な味わいに感動。ルーは2種類だが、場所によって使われている調味料や油も違うため、食べている間ずっと味が変化し続ける。

14:30
最後の「谷口カレー」に遅刻して到着!

【DATA】
ブックカフェに「間借り」

谷口カレー
住所:〒541-0046
   大阪府大阪市中央区平野町1-2-1
営業日:月~金曜日/11:30~(売り切れ次第終了)
定休日:土日祝日
ゆったりとした店内

パンチがあるのに具材は意外とヘルシー
「間借り」スタイルのパイオニア的な存在


人気の「麻辣豚バラキーマカレー」(900円)。「和・印・中(華)が感じられるメニューです」と言うように、しめじや大根、ししとうなどをベースにしつつも、豆腐とラー油の効いた中華っぽい味わいとカレーが混ざり合う。さらに黒ゴマや花山椒のスパイスがアクセントに。

16:00
取材を終えて東京へ!

20:00
Goal!!

大阪“ヤドカリ”カレーに大きな期待を膨らませ、朝から何も食べずに大阪へ上陸したのが10時30分。しかし、1店舗目となる「カレー屋バンバン」で食事にありつけたのは、結局、14時半。2店舗目で行くはずの「カレー週イチ」は、店舗が移動しており、その移転先に行くも休日というオチ。自らのリサーチ不足にうちひしがれ、いろいろと心が折れそうになりながらも、再度突撃したバンバンのカレーは衝撃的というほど美味しかった!

取材前、店の前で待機していると、食べ終えた客が口々に「ほんと、めっちゃくちゃウマかったな」と言っていた。カメラマンとふたり、これはすごそうだと取材をスタート。見た目のインパクトもさることながら、その深い味わいに感動を覚える。

店主の大川さんは店をオープンして約2年。夜は別の店主が営むバーに間借りしている。昔、インドカレー屋で修行しているときに、もっと毎日食べても飽きないようなカレーを作りたかったという。

本場インドへ行き、勉強してきては日本人に合う味を追い求めている。具材の多さと2色のルーでわかるように、食べる場所によってさまざまな味がする。一皿で数種類のカレーを食べた気分だ。

お店をオープンして約2年という、店主の大川さん。「カレー屋もここ最近で認知度がグッと上がってきている気がします。毎日食べられる飽きないカレーが作りたい」とのこと。

そうこうしているうちに、3店舗目の「谷口カレー」さんへ行く時間。次は15時の約束だが、間に合わない。結局、タクシーを飛ばして15分遅刻したが、今度も快く迎えてくれた。大阪の人って、いい人ばかりだなあ……。

さて、バンバンさんを後にするとき言われたのが、「間借りスタイルなら谷口さんがパイオニアですよ」という一言。なんと、そうだったのかと本人に聞くと、「こんなに流行るとは思わなかった。まるでラーメン屋みたい」とのこと。

8年くらい前から間借り、ヤドカリで営業しているらしく、この2年ほどで他店舗も急速に広まっているらしい。現在の「谷口カレー」は、本屋に間借りするスタイルで、広い店内が印象的。近所はオフィス街なので、お昼時はサラリーマンやOLたちでごった返す。

実は「カレー屋バンバン」の大川さんとは一時期、同じ店で働いた経験があるというから驚き。平日は基本的に間借りで働き、週末にイベントなどで出店することもある。


「ヤドカリ」を始めたら、あっという間に流行ってしまったという店主の谷口さん。その理由を「大阪人はノリがいいから」と分析。これでヤドカリは3店舗目とのこと。

肝心のカレーだが、谷口さんオススメの「麻辣豚バラキーマカレー」を頂いた。和・印・中(華)のミックスがテーマで、食べる場所によって麻婆豆腐のような味わいもある。最近は合掛けのカレーが流行っているが、一人でそこまで作業するのは難しい。だからこそ、ワンプレートでいろいろな味が楽しめる工夫が施されている。

「間借りブームは失速するどころか、どんどん店が増えていっている。どこまで広がるのか見当もつかない」と谷口さんは言う。

今回、2店舗を取材して感じたのは、どちらも“経験したことのないカレー”ということ。変幻自在な魅力を持つカレーの美味しさや楽しさが、大阪の自由でノリのいい風土と相まって広がっているのだろう。そんな、ふたつの魅惑のカレーの余韻に浸りながら「また食べにくるぞ!」と心に近いながら大阪を後にしたのだった。

【世界一美味しいカレーが食べたい】

パパもママも子どもも、そしておじいちゃんもおばあちゃんも、みんなカレーが大好きです! たぶんカレーが嫌いな人なんてこの世にいません(断言)。本誌スタッフも当然全員カレー好き。でも、うちは残念ながら食の雑誌ではないので、「このカレーが星3つ」とは決められません。なので、本誌スタッフ全員、自分にとっての世界一美味しいカレーを探しました。皆さん、ぜひこの特集を読んだ後、その舌で確かめてみてください。今回紹介する世界一美味しいカレーの数々を。

『デジモノステーション』2018年12月号より抜粋。