世の中やっぱり金!「お金の小学校」で稼ぐ力=生きる力を学ぼう【New wave習い事ガイド】

【子どもをダシに、
2019年は大人も習いたくなる!New wave習い事ガイド】

教育は親の義務とばかりに、わが子を塾や習い事に通わせる親は少なくない。すばらしいことだが、その習い事、本当に子どもは楽しく通ってます? 楽しくやってこそ才能が伸ばせるのが習い事。いや、親である大人こそが楽しいと思えるものこそ、胸を張って子どもに勧められるハズ。そんな視点でニューウェーブの習い事を集めてみた。子どもと一緒に始めるも良し、親が最初にハマるも良し。習いたいと思うのに年齢は関係ないのだ!

人気FPがお金について教える
お金の小学校

日本の家庭の多くが、子どもにお金の教育をしないという。一方、教育団体『キッズマネーステーション』では、お金や社会の仕組みを教えることで「自立する力」を育む活動を13年前から行ってきた。都内で行われたイベントでの活動を取材した。

対象:小学1年生~
開催日:不定期
定員:10名
料金:教室によって異なる
URL:キッズマネーステーション

お金に触れる機会が少ない子供たちにお金の教育を


今の子どもたちは、電車に乗るときも、お店で買い物をするときも、交通系ICカードでタッチするだけ。そういう環境で育つと、“お金は無限に湧いてくる”という考えがある大人になってしまうのではと危惧する親は多い。

そこで注目したのは子どもにお金の役割を教えているのが『キッズマネーステーション』だ。講師のファイナンシャルプランナー・近藤正樹さんは「どうやったら、お金が手に入るかを知ることも、大切です。今回は市のイベントで子どもたちは地元産のジャムを売りました」(近藤さん 以下「」内同)

地元・東京都国立市産のフルーツを加工したジャムは1個300円。売るためには努力をしなくてはならない。

「買ってくださった人には、手紙を書きました。そして商品はキレイにラッピングします。これも“お金を手に入れること”の一部なのです。働くことの大変さ、創意工夫して、お客さんに喜んでいただくことの満足感……それを考えるきっかけになったようです」

イベント以外では、各種自治体、小学校、幼稚園でお金の教育を行う。

「お金は一生付き合うものです。お金を学ぶことは、将来の進学や職業、働き方を考えることにも直結。消費者としての思考力を高められます」

何をいつ買うべきか、将来のために今から何を準備しようか、というポジティブ思考でお金を考えていく。

「通常の親子セミナーでは、おこづかいや、お金の使い方を学ぶものが多く親自身がお金の管理が苦手だとおっしゃる方もいます。安定していると言われる会社に勤めていても、社会的な地位が高くても、何が起こるか分かりません。子どものときから、お金について学ぶことは、稼ぐ力=生きる力を育むことだと感じています」

1.クロスワードパズルでお金の知識を学ぶ

親子でクロスワードパズルを解く。お金は働いて得られること、消費者として、無駄なお金を使わないための注意点が解いていくうちに気付かされる。

2.無駄な出費がないか見直していこう

宿題、外食、お小遣い、学校の課題など身近な事象が答えになっている。親子で解くことで、互いに「必須事項なのにできていないこと」など抱える問題点に気付かされる。

3.お金の重さがわかる1円玉の貯金箱

お金そのものを触ったことがないという子どもも少なくない。1円玉を100枚入れた貯金箱を持って、100円の重さを体感。意外と重く、驚く子供も少なくないとか。

4.実際にお店屋さんの店員になってみる

お店屋さんごっこをしたことがない子どもたちも多い。講師のサポートのもとで、実際の販売体験を行う。売るのは地元産のジャム。現金をやり取りすることの責任と重みを学んでいたようだった。

大好評の月1回開催の教室も


特別講座『親子でまなぶ「お金の小学校」キッズマネーステーション2018秋』という教室も開催。幼稚園児から中学生が参加し、お金の仕組みや機能などを学んだ。中心となるのは、生活費がいくらかかっているか、そしておこづかいはどう管理したらいいかという内容。ほかにも、外国の貨幣や、為替相場など多角的な内容も。親子で投資についてのディスカッションも。他にも多くの教室を全国各地で行っている。

『デジモノステーション』2019年1月号より抜粋。