おいしいけどコスパが…そんなアクアパッツァをあの食材でお手頃に!【スキレットで始める男メシ:第25回 お手軽アクアパッツァ】

キャンプの定番道具「スキレット」は、鉄製の厚手のフライパン。本連載では、スキレットを使った手軽に作れる男メシをお教えしよう。第25回は「お手軽アクアパッツァ」を紹介する。

シーフードミックスとサバ缶で材料費を節約

「アクアパッツァ」は、ホームパーティーなどで出すと華やかな料理のひとつ。白身魚やエビ、アサリなどの魚介類とトマトを白ワインで煮込むだけなので、見栄えがいいわりに作り方は簡単だ。

しかし、実際に作ってみると、思った以上に材料費がかかることに気付くはず。ハレの日の料理としてはいいが、普段から作るにはちょっと躊躇してしまうだろう。

そこでおすすめしたいのが、冷凍のシーフードミックスとサバの水煮缶を使ったアクアパッツァだ。シーフードミックスは500円前後、サバ缶は普通のものなら100円前後で買えるので、かなりリーズナブルに材料が揃う。

・シーフードミックス(冷凍) 100g
・サバの水煮缶 1個(190g)
・ブロッコリー(冷凍) 70g
・ミニトマト(半分にカット) 3個
・にんにく(刻んだもの) 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1/2・大さじ1
・白ワイン 大さじ2
・塩、胡椒 適量

入れる野菜にルールはないが、少しでも手抜きするために冷凍のブロッコリーとミニトマトを使った。また、今回使用したにんにくは桃屋の「きざみにんにく」。あらかじめチキンエキスや唐辛子、黒胡椒なども入っている。このきざみにんにくを冷蔵庫にストックしておくと、いろいろな料理に使えて便利だ。

加熱時間が短く済むのもおすすめの理由

まずはスキレットを弱火にかけ、オリーブオイル大さじ1/2をにんにくを入れる。にんにくを焦がさないようにじっくり火を通して香りが立ち始めるのを待つ。

続いて、シーフードミックス、サバ、ブロッコリー、ミニトマトを加えて中火にする。このとき、サバ缶の水分は入れずに、サバの身だけを崩さないように加えよう。また、シーフードミックスは袋のまま水につけて半解凍、もしくは中身を出して使う分だけ熱湯を回しかけ、水分をキッチンペーパーで拭き取ってから使う。ブロッコリーは凍ったままで構わない。

全体にオリーブオイルが行き渡ったらワインを加えて、フタをして5分間加熱する。通常、アクアパッツァには生魚やあさりを使うので加熱に時間がかかるが、サバの水煮缶ならすでに調理済みなので、シーフドミックスと野菜にさえ火が通れば問題ない。5分経ったら塩胡椒を振り、オリーブオイル大さじ1を全体に回しかければ完成。

完成したアクアパッツァを食べてみると、サバ缶の臭みは一切なく、にんにくが効いていてワインが進む味に上がっている。さらに、魚介の旨みがブロッコリーにしみ込んでおり、しっかり蒸されたトマトの優しい酸味がアクセントになっているのもたまらない。

しかも、サバの水煮は骨まで食べられるので、タイやタラなど骨のある白身魚を使う際とは違って、小骨を一切気にせず食べられる。大人はもちろん、子どもも安心して食べられるだろう。

今回は小ぶりのスキレットで1〜2人分を作ったので具は控えめにしたが、大きなスキレットでアスパラやズッキーニ、パプリカ、しいたけなどいろんな野菜を加えて作ってもいいだろう。また、飾り付けにパセリを散らせばさらに見栄えが良くなる。

一見、難しそうに思えるアクアパッツァも冷凍食材や缶詰を使えば誰でも簡単に作れる料理になる。まずは今年のクリスマスディナーのひと品に加えてみよう!