家電アナ・吉田尚記が選んだ「俺の嫁」は、手のひらサイズのノートPC! 中国生まれの『GPD Pocket 2』との生活は?

ニッポン放送 吉田尚記の家電アナ観察記+(プラス)

放送業界一のアニメ・漫画通と言われているアナウンサー・吉田尚記のもう一つの好物、家電&デジタルガジェット。そのあくなき好奇心と嗜好に迫ったモキュメント(?)連載。

今月のZOOM! 観察ガジェット

ジーピーディー
GPD Pocket 2
実勢価格:9万1120円〜
発売中

中国ベンチャーが開発し、ガジェットファンの間で話題となったウルトラモバイルPC。幅181×高さ14×奥行き111mmの手のひらサイズながら、7インチ(1920×1200、323PPI)高密度タッチパネルとインテルのモバイルプロセッサーを搭載した驚愕サイズのWindowsマシン。バッテリー駆動は6〜8時間。

機動性アップは創造性アップの時代到来

齢43にして“理想の人と結婚したい”は甘い考えなのか──。ノートPCに偏執的なこだわりを持ち、数多のノートPCをイジってはプロポーズを見送ってきたニッポン放送の家電大好きアナウンサー・吉田尚記。そんなズッコケ婚活男が“新婚旅行”から帰ってきたと言うのだから驚いた。

「クラウドファンディングで見つけた中国GPD社の超小型ノート『GPD Pocket 2』に一目惚れして即出資。アニメイベントの司会で行ったシンガポールも、これ1つで難なく仕事をこなせた。乾電池で動くDOSマシンの時代から20年以上ガジェットを追い続けてきた身からすると、手のひらサイズのフルPCは感動的!」と新婚吉田が見せ付けるアモーレは、前の記事で“気になる子〟として紹介していたチャイナガールではないか。

「腰バッグに入れて持ち歩けるから荷物を減らせる、つまり『GPD Pocket 2』は自分の機動性を最大限に高められるPC。これはとても重要なことで、例えば昔はカメラ機材は重ければ重いほどクオリティが高かったため、カメラマンの体重(筋力)と写真のクオリティは比例しているなんて一説まであったんだ。体重50kgの人が持つ一眼レフ1kgと、100kgの人が持つ1kgでは負担が倍違うからね。でもスマホのカメラ性能が上がった今なら、フィルム時代の重い機材で撮っていたような画質の写真を手軽に撮れるようになった。機動性のあるスマホのおかげで事件の目撃映像が増えたように、現代は持たないことがクリエイティブを高める時代でもあるんだ」と、およそ500gしかないスマートな嫁をベタ誉めする家電アナ。

『GPD Pocket 2』にしてから、仕事現場にはこの腰バッグのみで移動しているのだとか。「なんならズボンのポケットにも入る」と手ぶらの開放感をドヤ顔でアピール。

「とはいえスマホではできないこともあるからノートPCを持ち歩くワケだけど、2kg近くあるフルスペック機を毎日持ち歩くのはキツイ。『iPad』だけでなんとか業務をこなせないかと考えた時期もあったけど、ギガファイルで送られてきたデータを開封するだけでもWindowsに比べて工程が多く結局仕事にはならなかった。“俺の嫁”はCADソフトを動かすユーザーもいるくらいマシンパワーがあり、かつ機動性が高いから、現場での編集作業にも重宝するはず。フル機能のPCを腰に下げてどこにでも持って行けるモビリティを確保すると、自分のクリエイティブ能力も最大化されるんだ」。

これまでしてきた本気の恋は、重量とサイズの大切さを家電アナに教えてくれていたのです。

でき過ぎた嫁だが突然のCPU変更は聞いてないヨ!?

「メモリは8GB、ストレージは128GBだけどMicroSDカードスロット搭載だからデータの取り回しも不便しない。そもそもWindowsのクラウドストレージ『OneDrive』が超優秀なので問題なし。変わったところではキーボードが変則的なUS配列なので慣れが必要だけど、アプリを使ってキーボードカスタマイズができるのもWindowsならではの利点。キーボード面の右上にタッチパッド、左上にクリックボタンがあり、立ったまま使う際に両手で嫁をホールドすると自然に親指がくる位置に配置されてるのも素晴らしい。立ち作業のことまでよく考えて作られているよね」と、家電アナは妻の優秀さをアピール。

本体左側面にMicroSDカードスロット、右側面にはUSB-Cポートが。キーボード左上部にある時計のようなマークが左右クリックボタンとなっている。

キーボード右上部にある黒い四角が光学式ポインティングデバイス。タッチパネルと併用することで、マウスなしでもわずらわしさは感じないとのこと。

「付属のACアダプタもシンプルで軽量な割に5V/3Aでグッド。俺はそれとは別にクラウドファンディングで見つけた最新モバイルバッテリーも持ち歩いてる。腰を落ち着けて作業する時の強い味方はエレコムのワイヤレスミニマウス『CAPCLIP』。うちの嫁同様、コンパクトで持ち運びに重宝するからおすすめ」と、ナニえもんだよというくらい次から次へと腰バッグからガジェットを取り出す家電アナ。

超小型ノートPCのお供として購入した超小型ワイヤレスマウス。上下が分かれ、下半分はキャップとなる。収納時のサイズは全長わずか4.1cmに。Bluetooth3.0規格に適合。

ようやく身を固め幸せいっぱいに見える吉田だが、「実は『GPD Pocket 2』のCPUが世界的に品薄になり、従来のCore m3-7Y30からCore m3-8100Yに変更されてさ。現在出荷されてるモデルは、よりパフォーマンスが高いんだ! 買い替えるべきなのコレ!?」と、突然現れた嫁と瓜二つのオンナに激しく動揺。

お互い姉妹と知らずに育った2人の女性の吉田を巡る愛憎を描いた昼ドラでも始まりそうな気配だが、本人は「そういえばASUSから1.1kgでメモリ16GB、ストレージ1TBの4Kノートが出てるんだよね。嫁さんは嫁さんで持ち歩くけど、自宅などに置いて使う高性能ノートがあってもいいかなって」などと嫁の使い分けを画策して舌舐めずり。ゴールかと思った結婚は、ドロドロの恋愛劇の始まりにすぎないのかもしれない……。

吉田 尚記(よしだひさのり):永遠に続くと思われた婚活に終止符を打った(?)ニッポン放送の家電大好きアナウンサー。アイドルやアニメ、落語に精通しているほか、腰バッグから次々に便利な道具を取り出すガジェえもんとしても知られている。

『デジモノステーション』2019年1月号より抜粋。