ジョブズっぽい主人公がPC業界に嵐を呼ぶ!? ドラマ『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心』が日本初上陸

今回ご紹介したいのは、日本初上陸のドラマ『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心』。2019年1月19日より、Huluでシーズン1の独占配信がスタートした。

1980年代のパソコン革命の中、覇者IBMに戦いを挑む人々を描いたビジネスドラマ。アメリカでは、2014年から2017年にかけて全4シーズンが放送された。IBMやアップルなど実在する企業名が出てくるが、この物語はあくまでもフィクション。しかし、エキセントリックな主人公ジョー・マクミランが、りんごマークの会社を作ったあの人に見えて仕方なかった。

キャストには、『ホビット』のリー・ペイス、『アルゴ』のスクート・マクネイリー、『ブレードランナー 2049』のマッケンジー・デイヴィスなどの実力派俳優が名を連ねる。

『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア』はこんなドラマ

1983年のテキサス州ダラス。デルやヒューレット・パッカードなどのハイテク企業が密集する“シリコンプレーリー”に、カーディフ・エレクトリックという中堅ソフトウェア会社があった。

ある日、カーディフのシニア・ヴァイスプレジデントであるジョン・ボズワースのもとに、ジョー・マクミランという謎めいた男が面接を受けにやってくる。履歴書も持たずにやってきたマクミランの自信満々な態度に「こいつ、できそうだな」と思ったボズワースは、即採用する。

技術者としてのスキルはないが行動力と先見の明がありアイデア豊富なマクミランは、入社するなり優秀な技術者であるゴードンにしつこく付きまとい、口八丁手八丁で説得してIBMの主力製品のリバース・エンジニアリングをさせる。

その直後、ボズワースのもとにIBMセールス部門ヴァイスプレジデントのデイル・バトラーから怒りの電話がかかってきた。バトラーによると、謎の男マクミランの正体はIBMの元役員。バトラーの前任者だったが、1年以上前に突然失踪したという。バトラーが電話を交代した顧問弁護士によると、IBMの主力製品を盗作している件でカーディフに対し何千万ドルもの損害賠償請求を検討しているという。

カンカンに怒ったボズワースは、早速マクミランとゴードンを呼び出し激しく叱責する。「それにしても、どこから情報が漏れたんだろうな」と首を傾げるゴードンに、マクミランは「私がIBMに言いました」と事もなげに白状し、周囲を絶句させるのだった。

しかし、ここでカーディフが正式に盗作を認めたらもう終わりだ。こうしてボズワースやゴードンらは、急ピッチで本家本元を超える画期的なパソコンを製作しなければならなくなった。突然現れた“嵐を呼ぶ男”マクミランは、一体何を考えているのだろうか。なぜ、古巣に喧嘩を売ろうとしているのだろうか……。

ここが見どころ!

何となくNHK『プロジェクトX』のような涙腺崩壊感動ストーリーを想像しながら視聴したら、主人公マクミランの凄まじい性格に意表をつかれて爆笑してしまった。マクミランは、とにかく傍若無人で自己中心的な性格で、画期的なパソコンを作るためなら手段を選ばない性格の男だ。

よく言えば一生懸命なのだが、なにしろ暴走状態がデフォルトなので周囲との衝突が耐えない。仕事仲間や取引先を相手にカーッとなるのはまだわかるが、フラリと訪れた店の店主にもなぜか鼻息荒く突っかかる。

オーディオ機器専門店で悶々としていたマクミランに店主が「不景気で売れんのですわ。モノは良いんですけどね……」とたわいのない世間話をするシーンでは、不景気を言い訳にする店主にブチッときた熱血セールスマン・マクミランが「本当の原因は何だと思う!?」と言いながら店中の機器のボリュームをマックスにしまくる。そして、「やめてください、通報しますよ!」と当然の反応をする店主を、両手でドーン!と突き飛ばすのである。

さらに、目的達成のためなら仕事のパートナーも平気で利用するし、相手が怒ったら倍返しで逆ギレする(しかも絶対に謝らない)

しかし、これくらいエキセントリックで強引な性格をしていないと、世の中をガラリと変えるほどの事を成すのは不可能なのかもしれない。りんごマークのあの人も、周りの人はめちゃくちゃ大変だったんだろうなあ……と偉人を支える人々の気苦労に思いを馳せてしまった。

『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心』シーズン1
Huluで独占配信中

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関連サイト

ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心 | Hulu(フールー)