ダスティン・ホフマン出演。あの大富豪一族から究極のリアリスト思考を学べ!?【この海外ドラマが間違いなし!『メディチ』】

歴史好きにぜひ観ていただきたい新ドラマが『メディチ』。そう、世界史の授業に何度も登場した、あの“イタリアの大金持ち一族”メディチ家だ。タイトル通り豪華絢爛なこの歴史スペクタクルは、Huluプレミアで2019年2月13日より独占配信される。

重厚な歴史ロマンを感じさせるテーマ曲も、秀逸。冒頭で何者かに暗殺されるメディチ家の当主ジョバンニ・デ・メディチを演じるのは、名優ダスティン・ホフマン。ジョバンニの息子である主人公コジモ役は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデン。父亡き後、フィレンツェを文化的・経済的に繁栄させルネッサンス文化に貢献したコジモは、“祖国の父”と讃えられたという。

『メディチ』ってどんなドラマ?

15世紀初頭のイタリア・フィレンツェ。製薬業・羊毛商で成功し、その後銀行業で巨万の富を築いた大富豪メディチ家の人々がこの物語の主役だ。当主ジョバンニ・デ・メディチの次なる野望は、“教皇御用達の銀行”になることだった。

メディチ家にとっての最大の武器は、剣でなく金貨。光り輝く小さな金貨にはどんな大きな剣にも勝る威力があるということを、ジョバンニは熟知していた。カネに物を言わせて、ローマ教会の枢機卿(教皇の最高顧問)たちを次々と賄賂で買収。ついに、メディチ家が擁立する教皇の選出に成功する。

ありあまる富だけでなく、強力な権力をも手にしたメディチ家は“実質的な支配者”となる。しかしある日、ブドウ畑で味見をしていたジョバンニが何者かに毒殺される。犯人不明のまま、長男コジモが父親の後任として共和国統領(プリオーレ)に選出された。果たして、ジョバンニを殺害したのは誰なのか?メディチ家と敵対するアルビッツィ家の人物なのか、それとも……?

ここが見どころ!

華麗なる一族のドロドロサスペンスはどこの国でも需要があるが、本作はあのメディチ家ということもあって、さらにスケールが壮大。豪華なセットと映像美は、さすが海外ドラマだ。

ところで、メディチ家というと「メディチ家……お主も悪よの」みたいな悪徳商人のイメージがあるかもしれない。とくに金融業によるお金儲けはキリスト教で「罪深い、卑しい」とされていたこともあり、作品中でも度々バッシングを浴びている。

メディチ家に限らず、古今東西どこの国でも大成功した商人というのはやっかみから悪者にされがちである。しかし、本作に描かれているメディチ家の人々は少し違う。根っからの商人であるジョバンニは、“究極のリアリスト”だ。人々が本当に望んでいるのは何なのか、地域が安定的に繁栄するためには何が一番大切なのか真剣に考えていたのは、ジョバンニではないだろうか。

芸術家に憧れていた若き日のコジモに対し、ジョバンニが「だが芸術家や建築家ではなく、必要な資源を揃える力が大聖堂を完成させるのだ。その力とは、富だ」と言い放つシーンがある。夢もロマンもないセリフだが、真実も含まれている。あのウシジマくんだって「カネが全てじゃねぇが、全てにカネが必要だ」と言っていた。

そんな父親に反発し、若きコジモは美しい絵画モデルと恋に落ちる。しかし、彼女に「お金より大事なものがある。美だ、君のような」と甘い言葉を囁くも「食えなきゃ美なんて意味がない。着る物や住む所の方が大事よ」と一蹴される。

元洗濯女(身分が極めて低い職業とされていた)の彼女は、色々と辛酸をなめてきたのだろう。夢のように美しい恋人から父ジョバンニとまったく同じ言葉を突き付けられたコジモは、そこから少しずつ変わっていく。

芸術好きのロマンチックな青年が“祖国の父”に成長するまでの過程も、楽しみだ。

Huluプレミア
『メディチ』シーズン1
2 月13 日(水)から独占配信スタート、以降毎週水曜日に1 話ずつ追加予定

(C) LUXVIDE 2015

関連サイト

メディチ | Hulu