燻製、揚げ物、グリル。ほろ酔い状態でも作れる、失敗しないお手軽つまみ【家事を遊ぼう!】

男の家事遊びは、「つまみ作り」から始めるべし!


家飲み流行ってますよね。酒飲みにとって、もっとも身近な家事と言えば、つまみ作りではないでしょうか。飲みながらやれば、楽しいこと間違いなし。酒のつまみぐらい自分で作ろうということで、くんせいや揚げ物などを簡単に楽しめる方法を紹介していきます。

楽しみながら、家事力も向上する!?

ネットなどでは、家庭内での家事分担問題が話題になる。家事の負担が妻に偏りがちであり、男は非協力的でけしからん、ってやつだ。「もうしわけない」と反省する男性、「うるせえよ」と反発する男性、いずれもいるだろう。

ま、難しい・厳しい話はさておき、料理などは酒でも飲みながら楽しくやろうよという提案です。とくに料理に不慣れな男性におすすめしたいのが「つまみ作り」。晩酌のおともぐらい自分で作るべきだし、その方が絶対に楽しい。好きなものが食べられるしね。

最初のうちは、なるべく手間をかけないで作りたい。材料なんて、近くのスーパーやコンビニで手に入る物で十分。足りなくなったら、また買いに行けるし。酒もつまみも自分で買ってきて作るのが、ポスト平成の男のあり方だろう。

そして、つまみ作りを手助けするアイテムも活用したい。一人用に作られたコンパクトな家電もあり、テーブルの上でも調理可能だ。飲みながら作る、作りながら飲む。酒を飲めば楽しい気分になっているし、少なくとも義務としての家事には絶対にならない。まぁ、つまみ作りが家族から家事と認めてもらえるかは正直あやしいけどね。

男のつまみ道3カ条
1.食材はスーパー、コンビニで調達
2.下ごしらえの手間は最低限に
3.お酒を飲みながら楽しく作る

くんせい編

ドウシシャ
もくもくクイックスモーカーS「LCQS-S-02」
実勢価格:3218円

直径12cmとコンパクトで、テーブルの上でも邪魔にならずつかえるくんせい器。熱源は固形燃料を使用。レシピとサクラのチップ30g(約20回分)が付属する。

くんせいを作れば、いぶし銀の男に?
男は煙を好む生き物かもしれない。タバコやパイプ、たき火、バーベキュー、車やバイクだって煙を吐いて走る(ムリヤリ?)。煙で燻すことで独特の風味を付けるの「くんせい」も男の好む食べ物だ。もともとは、食品を保存するための加工方法だが、酒のつまみとしても最高である。

今回は、ドウシシャの「もくもくクイックスモーカーS」でくんせいを作ってみた。使い方は至ってカンタン。金属プレートに燻製チップを入れ、その上に食材を並べた皿を置く。材料はチーズやソーセージ、ゆでたウズラの卵など、コンビニでも買える普通の食材で構わない。和食の店や旅館の料理に使われるような固形燃料で下から加熱すると、ガラスのふたの中で煙が循環する仕組みだ。

かかる時間は食材によって異なるが、おおむね加熱を10分前後、その後放置すること10分前後。普通のチーズやソーセージが、むちゃくちゃ酒に合うつまみにグレードアップされている。こんな小さなくんせい器で大丈夫か?と思われるかもしれないが、煙が回る体積が小さいほうが、短時間でしっかりと燻されるのだ。それに失敗したところで食べられなくなるわけではない。酔っ払った頭で適当にやっても問題ないのもくんせいの良さだ。

1.

台座の底に固形燃料をセットする(固形燃料は別売り)。※着火は最後にすると安全。

2.

くんせいチップ(木材を細かく刻んだもの)を小さじ1(約1.5g)入れた「受け皿」をセット。

3.

「調理皿」(白いお皿)に食材を並べ、受け皿の上に置く。食材同士がくっつかないようにすると効果的。。

4.

ガラスのふたを台座にかぶせ着火。加熱時間は食材によって異なるが、おおむね加熱を10分前後。

火が消えてからもしばらく(10分前後)放置。しっかりと色と香り、味が付いた!

こちらのくんせい器もおすすめ

ドウシシャ
もくもくクイックスモーカーL「LCQS-L-01」
実勢価格:5378円

直径約30cmのLサイズ。こちらは固形燃料ではなく、チップを専用のポットに入れてガスで加熱し、それを本体に設置することでくんせいを作る。

UPQ
REIKUN-Dome
実勢価格:2万6000円

独自の構造デザインにより、煙が上から下へと落ちてドーム内に充満する。食材を乗せるお皿を選ばないのも利点。クラウドファンディング「GREEN FUNDING by T-SITE」にて受付中。

揚げ物編

サンコー
お一人様卓上フライヤー「揚げもの亭」
実勢価格:4980円

卓上で揚げ物を作れるコンパクトなフライヤー。ダイヤルでの温度調整に対応。容量は直径約14cm、深さ約12cm。フタをすることで使用済みの油がそのまま保存できる。

フライドポテトやかき揚げを作るのに便利なカゴ、串カツ用の金串、串を固定する用のフレームも付属する。

油の温度を気にしなくてもいいので失敗しない
とんかつ、唐揚げ、天ぷら、エビフライ……。たいていの男子は揚げ物が好きではないだろうか。「もう歳だから、あぶらっこいものはきつい」というオッサンでも、時折無性に食べたくなる、それが揚げ物!

揚げ物がもっとも美味しいのは、揚げたて。素材うんぬんよりも揚げたてだ。というわけで、サンコーのお一人様卓上フライヤー「揚げもの亭」を使ってみた。

まず特徴的なのがサイズ。食卓はもちろん、仕事のデスクでも使えそうなコンパクトさだ。そして、揚げ物で難しいのは、油の温度の調整。プロの調理人は衣をちょっと落としてみて、その揚がり具合で判断できるようだが、こっちは料理初心者。とはいえ、温度計を使うのも面倒。「揚げもの亭」には80~190度の範囲で温度調整できるダイヤルが備わっている。設定した温度になったら「HEAT」ランプが消えるので、調理開始だ。

今回作ったのは串カツ。食材は、タマネギ、レンコンといった野菜、先ほどのくんせいで余ったウズラの卵やソーセージ。竹串に刺した後、小麦粉と卵、水で溶いた液に浸し、パン粉を付ける。そして揚げる。同じ作業をするのでも、コンロの前に立ってやるのと、テーブルでやるのでは気分が大分違う。お酒が手元にあると、串カツ屋さんにいるような気分だ。

そして、後片付けもカンタン。使い終わったらフタをして、そのまま油が保存しておける。次使うときもラク、といって毎日揚げ物やったらメタボまっしぐらだけど。

1.

「HEAT」ランプが消えたら、串を油の中へ。

2.

揚げる→飲む→揚げる→飲むの無限ループが可能だ!!
揚げ物に飽きたら焼き鳥もね

サンコー
自動で回る卓上無煙焼き鳥器「自家製焼き鳥メーカー」
実勢価格:5980円

ちょっと一杯やりたい気分の時、焼き鳥も魅力的な選択肢。それを卓上で実現できるのがこちら。縦に並べられた最大10本の串が回転しながら焼き上がる。焦げないよう手で回さなくてもいいのだ。焼き上がる様子は眺めているだけで楽しい。やる気のある人は、自分で鶏肉を串に刺してもいいが、スーパーなどで売られている冷凍の串を使うのがカンタン。焼き鳥に飽きたら野菜や牛や豚の肉を串に刺して焼いてもいい。

中央のヒーターのまわりを回転しながら串が回り、ムラなく焼き上がる。

オーブン編

パナソニック
ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS1500
実勢価格:18万8784円(パナソニックストア)

グリル性能が進化し、従来よりも調理時間が短縮されたメニューを搭載。新開発の「チタンコートグリル皿」は、遠赤外線の反射率が約2倍になり、上火の立ち上がり時間が早く、同時に発熱効率の高い裏面のニッケル系フェライト素材が下火をアップさせることで高火力を実現している。30Lの庫内容量を確保しながら、高さ45cmと設置スペースは業界最小。

タッチパネルで「酒のつまみコース」を選択するだけなので酔った頭でもOK?
ここまで、卓上でつまみを作ってきたが、ラストは高性能の調理家電を使用してみる。パナソニックの「ビストロ」は、時短調理メニューを充実させたスチームオーブンレンジ。忙しい人は普段の料理でも時短を求めるのだろうが、酒のつまみでも、短時間でできることは重要だ。最新モデルのNE-BS1500には、なんと「酒のつまみコース」が搭載されている。

メニューは6つ。「枝豆」「焼き手羽先」「豚肉の黒こしょう焼き」「手作りソーセージ」「なすの揚げ浸し」「きのこのとろーりチーズ蒸し」。今回は「焼き手羽先」に挑戦した。

最新のオーブンレンジと聞けば、機能が多すぎて操作が面倒というイメージもあるが、実は逆。タッチパネルでメニューを選べば、作り方がディスプレイに表示されるので、酔った頭でもその手順に沿っていくだけ。

実際に、焼き手羽先の調理はめちゃくちゃ簡単だった。手羽先に塩コショウを振って、メニューで分量を選んで「スタート」ボタンを押すだけ。火加減などをいちいち見なくてもすむので、酒も進む(笑)。

約20分後、こんがりと焼き上がった。酒のせいか、アルミホイルを敷くなど余計なことをしてしまったが、今まで食べた手羽先の中でもっとも美味かった!

1.

ディスプレイで、「みんなの料理教室」→「酒のつまみ」→「焼き手羽先」を選択。分量を「1人分〜4人分」から選ぶ。

2.

材料や作り方を確認。焼き手羽先の場合、手羽先の他に必要なのは塩コショウだけ。

3.

画面の説明に従って、チタンコートグリル皿に塩と粗挽きコショウを振った手羽先を並べる。上段に入れて「スタート」ボタンを押す。

約20分後完成!

※レンジ(電波)を使う加熱では金属容器などは使用しない。火花が出て発火・発煙の原因になります。またドアのガラスの割れや庫内底面の赤熱による割れなどで、けがのおそれがあります。

ビールをさらに美味しく&楽しくする呑み家電

グリーンハウス
カクテルビールサーバー GH-BEERLシリーズ
実勢価格:約1万円

家庭用ビアサーバーを多く手がけるグリーンハウスの新製品では、オリジナルビアカクテルが作れる。缶ビールとジュースなどの市販ドリンクをセットし、レバーを手前に倒せば自動でブレンドされたビアカクテルが、奥側に倒せば超音波でクリーミーな泡がグラスに注がれる。それぞれ500mlまでの缶やペットボトルに対応。電源は単3形乾電池2本なので、場所を問わず楽しめる。

Shiftall
DrinkShift
2019年サービス開始予定

専用冷蔵庫がビールの消費ペースを検知してクラウドに送信、ビールが切れる前に届くよう自動発注されるサービス。開発中の試作機では、ガラス越しに中が見えるショーケースに瓶ビールを2本、下部に12本の瓶ビールが収容できる。

【パパも家族も家事遊び】

家事は面倒だ。共働き家庭ともなると、夫婦どちらが担当するかで揉める原因にも。だから便利な家電に任せるわけだが、どこまでいっても“やらなければならないもの”という意識は変わらない。だったら、むしろ積極的に“やりたいもの”にチェンジしてみてはいかがだろうか? ここでは家電のプロたちが、家事を“家電を使った遊び”に変える方法を提案。春はみんなで家事を楽しもう。

『デジモノステーション』2019年4月号より抜粋。