福岡で感じた“小商い”の可能性。九州内で活動するブランドが集まる合同展示会「thought」が今年もかなり熱かった!

2019年3月28日~30日、九州内で活動するブランドやクリエイターが中心となった合同展示会「thought」が福岡県・太宰府天満宮で開催された。今回で7回目となる本展示会では、衣食住の幅広いジャンルの出展者が集まり、当日は大いに盛り上がりを見せていた。

合計70以上の出展者が参加した本展示会。中には誰もが知る有名ブランドの名前もあったけれど、今回注目したいのは九州で熱い支持を得ているブランドや、ここ数年の間に生まれた新しいブランドたち。

福岡発のリアルクローズ「FUJITO」

洋服好きのオトコなら「FUJITO(フジト)」を知っている人も多いだろう。デザイナーの藤戸剛さんが2002年に立ち上げた本ブランドは、シルエットや素材感にこだわったリアルクローズを展開している。佐賀県の縫製工場で製造されたロングスリーブシャツは、職人の繊細な技術が光る一着だ。

日本人のためのモカシンブーツ「STOCK NO:」

南久仁さんが2017年に立ち上げた「STOCK NO:(ストックナンバー)」は、“身につけたい。使いたい。そして、楽しみたい。”をコンセプトとしたブランド。ストックナンバーを代表するアイテムのひとつ『モカシンブーツ』は、スニーカーのように快適に履けるように製作されたオリジナルの木型を使用して、浅草の靴職人により仕上げられている。

ドラム缶と杉で作られた無骨な椅子「アコーデオン」

ドラム缶の上に木材の座面が設置された椅子、その名も『CAN STOOL』は内装工事などの事業も手掛ける「アコーデオン」のプロダクト。木目が広く柔らかい九州北部の杉を選んで作られている。地元の資源を有効活用し、自分たちの持つ技術を見事に組み合わせた逸品だ。

主役級のシリコーンゴム「Collection FACTORY」

自社の持つ技術を日用品に落とし込んだブランドとして、「Collection FACTORY(コレクション ファクトリー)」の名前も挙げておきたい。もともと工業用ゴム部品を生産していたメーカーが、脇役と思われがちな“ゴム”をもっと身近な存在にしたい、という思いで立ち上げたシリコーンゴム製品ブランドだ。たしかな技術に裏付けられた高品質なカップやトレーが、僕らのデスクを鮮やかに彩ってくれるだろう。

好きなこと仕事にしている九州人コミュニティ

今回紹介したのは出展者のごく一部のみだが、ほかにもまだまだ魅力的なブランドが多数あった。どのブランドも自分たちのやりたいことや好きなことを形にしており、一歩踏み出した人たちのいきいきした顔が印象的だった。

また「thought」によって生まれた小さなコミュニティもあるようで、いわゆる“ビジネス”とも違う雰囲気が感じられた。もちろん生活のためにはお金が必要だけれど、こうした優しい空気感を生み出す自分の仕事を始めることが、これからの時代の主流になっていくのではないだろうか。

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